いつも当ブログをご覧頂きありがとうございます。
タイトルは「ホストの世界から身を引こうと思った理由」です。
過去の記事では現役時代の話を交えながら書いてきましたが、今回は代表までなったけど、業界から身を引く決意をした理由について書いていきたいと思います。
ホストを始めた時、「代表になりたい。」や「売れっ子になって歌舞伎町のホスト看板に載りたい。」などの夢を持ってましたが、実際になれるとは思っていませんでした。
働き始めて思ったのは「やっぱりホストの世界は厳しい。」でした。
水商売だけとは言わず、職場でみなさん色々な苦労があると思います。
人間関係の苦労、仕事量の苦労など挙げたらキリがないかもしれません。
それでも、続けれるには必ず理由があるはずです。
その理由の中で一番多いのは、「働かないと生活が出来ない。」という理由だと思います。
生きるための食事や、住むための家賃。
しかし、働く理由が「生活の為」だけだと日々がつまらなくなっていきます。
例えば、「生活の為」だけではなく、プラスで「彼女を良いレストランに連れていきたい。」や「自分の好きな趣味の為」などが加われば少し気分は違うと思います。
働く理由に「楽しみな事」を加えるのは大切な事だと思います。
僕がホストという仕事が大変でも続けれた理由は、もちろん「生活の為」ではなかったです。
今後の人生において必要なものが身につくと思ったからです。
売れっ子になれば、ホストの後のお金が作れます。
日々出会う仕事の為、色々な人と触れ合う事で「人への接し方」が学べます。
この「人への接し方」というのはホスト生活を通して一番の宝物かもしれません。
男性、女性関係なくケースバイケースですが色々な人を見たからこそ身についたものだと思います。
僕はすぐに売れっ子の仲間入りしたわけではなく、下積みがあってこそNO.1や昇格、看板、雑誌、メディアに出れました。
どんな仕事であっても、下積みは後に化ける経験値となります。
下積みを経て、様々なお客様との出会いを経験して応援して頂けた事でお店を任せてもらえる事になり、その事が決まった時は本当に嬉しかったです。
それと同時に、お店の代表に就いたことで、お客様に営業をかけて売上をつくるいわゆる「プレイヤー」をいつまでやるのか自分の中で考え始めました。
思い返せば、ホスト始めるときの目標はお店を任せてもらう代表になる事だったので、大きな目標が叶った瞬間でした。
長くホストをした人の進路というのは、大きく分けて2つあります。
・プレイヤーを卒業して、裏方に回る。
・ホスト業界自体から去り、就職または独立する。
この2つの選択肢から僕が選んだのは後者でした。
しかし、僕の中で一から就職するというのは魅力を感じなく、子供の頃からの夢である社長になろうと決意しました。
つまり、起業するという事です。
なぜ、裏方に回るという選択肢をしなかったかという理由です。
長く勤めて代表にまでなれたので、プレイヤーを卒業してもグループの上層部の仲間入りできる事はほぼ確定でありある程度未来の保証はあったかもしれません。
しかし、ほぼのホストクラブというのは代表取締役という役職でも、完全に自分のお店というわけではありません。
その上に、社長がいて、さらにその上にオーナーがいます。
オーナーというのは、あまり現場に出ません。
つまり、代表取締役であっても雇われの身なわけです。
とは言っても、歌舞伎町という街で1店舗を任せてもらえるのは一握りなわけで、仕事量や責任感など養えました。
しかし、起業して雇われではなく本当の意味でのオーナーになるという夢が膨らみ始めました。
ホストクラブで代表していました。と言っても一般社会においては通用しないというのも承知の上で、一度きりの人生勝負してみたいと思い退社を決意したという流れです。
子供の時は将来の夢や目標がサラッと言えるのに、大人になるにつれて現実を知り堂々と夢を語れなくなる人がほとんどです。
そして、仕事や職場の愚痴を吐きながらも毎日満員電車に乗り通勤する。
以前、手に取った本を読んで感銘を受けた事があります。
「夢」と「目標」の違いです。
「夢」は期限がなく、いつかこうなりたいなという願望。
それに対し「目標」は期限付きで、いつまでにこうなりたいという具体的な願望というのを読んで「なるほど!」と思った事がありました。
現代社会において、「夢」を持っている大人は多くても「具体的な目標」を持っている大人は少ないです。
僕は、何歳になっても子供の頃ように自信を持って自分がなりたい未来を言える大人でありたいです。
自分の目標をアウトプット出来る人間だけが、自分の思い描いた未来を手に入れる事が出来るのかもしれません。
明日から、自分の「目標」を「夢」で終わらせないためにも親しい友人や恋人にアウトプットしてみてはいかがでしょうか?
今は馬鹿にされたっていいんです。
アウトプットする事で、自分の中で「やらなければ。」という強い闘志を燃やすのです。
今回の記事はここまでとなります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
次回のタイトルは最近話題の「マッチングアプリでの出会い」について書いていきたいと思います。
お楽しみに。