美容・健康

ストレスとお酒の関係は?お酒にストレス発散効果がないって本当?

ストレスが溜まった時に、お酒を飲んで発散している人はたくさんいるでしょう。

しかし、残念なことに、お酒にはストレスを根本から解消する効果がないのです。

とはいえ、今までお酒でストレスを発散してきた人からすると、にわかには信じられない話ですよね。

 

そこでこの記事で、お酒とストレスの関係について、詳しくみていきましょう。

 

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お酒にストレス発散効果がない理由

お酒にストレス発散効果がない理由は1つではありません。

では、それぞれの理由について詳しく紹介していきます。

 

一時的なリラックス効果しか得られない

お酒には、一時的なリラックス効果があります。

アルコールの力によって、饒舌になったり、楽しくなったりすることができますよね?

ただ、一定時間が経過すると、元に戻ってしまいます。

つまり、お酒によるリラックス効果というのは長続きしないのです。

 

お酒に酔って幸福ホルモンが減少する

お酒を飲むと、一時的に幸せな気持ちになれますよね。

しかし、科学的に見ると、お酒は幸福度を下げる原因になるそうです。

その理由は、お酒を飲むことによるセロトニンの減少です。

セロトニンというのは、気持ちを落ち着かせたり、気分を明るくしてくれたりする効果を持っていますが、この物質の働きが低下してしまう事により、結果的に幸せを感じられなくなってしまうのです。

 

アルコールが抜けるとストレスが溜まるようになる

アルコール依存症になったことがある人、あるいは現在アルコール依存症になってしまっている人は分かると思いますが、お酒が抜けるとイライラしませんか?

依存症になると、アルコールが体内に残っていることが当たり前になるため、常にアルコールを摂取していないと落ち着かなくなってしまいます。

つまり、ストレスを発散しようとして飲んだお酒で、余計にストレスを増大させてしまっているのです。

 

二日酔いによって更にストレスが溜まる

お酒を飲んだことがある人なら一度は経験しているであろう二日酔い。

ダルさや頭痛がひどく、収まるまでは物凄く辛いですよね。

この二日酔いによって、更にストレスが溜まってしまう事になり、本末転倒になってしまうのです。

 

睡眠の質が下がる

お酒を飲むと、ぐっすり眠れるような気がしませんか?

実はこれ、間違った考え方なのです。

というのも、お酒を飲むと睡眠周期が乱れてしまうため、眠りが浅くなってしまったり、眠気が覚めてしまったりする可能性が高くなります。

睡眠というのは、人間の三大欲求の1つでもあるため、阻害されてしまうとストレス増大に繋がってしまうのです。

 

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ストレスが溜まる度にお酒を飲んでいる人がやるべきこと3つ

ここまでの解説で、お酒でストレスを解消できないという事がお分かりいただけたと思います。

では、ストレスが溜まるたびにお酒を飲んでいる人は、今後どのような対策を取り入れていく必要があるのでしょうか。

 

お酒を一旦やめる

まずはお酒を一旦やめるという事です。

こう聞くと、不安を感じてしまう人がいるかもしれませんが、「一旦やめる」だけですので、そこまで深く考えないようにしましょう。

お酒を一旦やめることで、体がお酒なしでも耐えられるようになりますし、

・ストレスがったまった→お酒を飲もう

という考えもなくなるのです。



運動を取り入れてみる

ストレスを発散するためには、運動を取り入れてみることがおすすめです。

運動をすることで、血流を良くすることもできますし、すがすがしい気持ちになる事もできるため、ストレスを発散しやすくなるのです。

また、運動にはデメリットがほぼありません。

そのため、健康的な身体を手に入れつつ、健康的な精神状態をキープしたいと思っているのであれば、お酒よりも運動に意識を向けてみることをおすすめします。

 

お酒を飲む時は量を決める

お酒というのは、大人の楽しみでもありますし、お酒の席が物凄く楽しいことも否定しません。

ただし、お酒を飲む時はあらかじめ量を決めておくということが大切です。

少量のアルコールであれば、そこまで悪影響はありませんし、楽しくお酒を飲むことができるでしょう。

 

とはいえ、飲み会などに行くと、周りの雰囲気などもあり、どうしても飲みすぎてしまう事があります。

そのため、自分で決めたルールを守れないうちは、飲み会に行くことを制限してみるのもおすすめです。

 

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まとめ

お酒には、ストレスを根本から解消する効果はありません。

アルコールの力で、一時的に楽しい気持ちになる事はできますが、それもアルコールが抜けてくると効果がなくなります。

そして、アルコールが抜けきってしまうと、余計にストレスが溜まってしまう事もあるのです。

 

このようなことを避けるためにも、

・ストレス発散方法=お酒

という考えを見直して、別の方法でストレスを発散できるようにしてみることをおすすめします。

 

そうすることで、ストレスを根本から解消できるようになりますし、お酒に逃げることもなくなりますので、健康的な身体と健康的な精神状態を常にキープできるようになるのです。