突然ですが、ホストクラブに行かれたことはあるでしょうか?
初めてホストクラブに入る時は緊張される方も多いです。
ホストのイメージはどんなのがあるでしょうか?
まず悪いイメージとして「女性を騙している。」と思っている方も多いと思います。
いわばホスト=詐欺師みたいなイメージ。
僕も長く業界にいた身として、様々なホストを見てきましたし、その分たくさんの女性と接してきました。
ホストとお客さんの関係性も様々ありました。
よく聞かれるものとして、ホストの営業方法についてです。
例えば、ホストに「好き」と言われたけどこれはお店に来させるための営業なのか?
今回は、ホストの営業方法について書いていきます!
騙すようなことをしない良いホストもいれば、結婚をほのめかして大金を貢がせようとする悪質なホストもいます。
皆さんは悪質なホストに騙されないようにしましょう。
現代ホストの営業の実態
歌舞伎町の昔の映像を見たことがある方は知っているかと思いますが、以前までは路上でホストは女性をキャッチする(声をかける)行為が許されていました。
その為、女性は路上でホストにナンパされてお店に行くという流れが主流でしたが、現在キャッチ行為全般の規制がかなり厳しくなっておりキャッチ、スカウト行為で現行犯逮捕されてしまう時代です。
しかし、新人ホストというのはいきなりお客さんがつくケースは稀で1ヵ月の売上0なんていうのはざらにいます。
でも路上で声かけられないルールになってしまった以上どこでお客さんを見つけてくるのか?
答えは、マッチングアプリです。
マッチングアプリで出会うという形が一般的になりつつある時代ですが、ホストもマッチングアプリに複数登録しています。
中には、お店が休みの日や、営業終わりにクラブに行って女性に声をかける等している熱心なホストもいます。
マッチングアプリで出会うホストはたいていが、「ホスト」であることを隠して連絡を取り合います。
実際に会ってみたらホストだったというケースはよく聞きます。
ホストの営業方法
営業方法、営業スタイルに関しては、ホストによって様々です。
お客さんによって分けるのが主流かと思います。
よく聞く営業スタイルを営業方法別で解説していきます。
友達営業
これは、女性の来店頻度関係なくある営業の1つの友達営業。
文字のまんまで、友達かのように接します。
ワイワイ飲む。ヘルプも交えてテンション高めの接客が多いです。
女性からしたら、指名ホストが友達のような関係なので好きな時に来店します。
シャンパンやボトルを入れるというよりかは缶物やショットドリンクで盛り上がります。
◆1回来店あたりのお会計目安
最低料金(1~2万)~5万以内が一般的
色恋営業
ここからホストっぽくなってきます。
色恋(イロコイ)営業は、友達以上恋人未満という言葉が当てはまるかもしれません。
「好き」や「会いたい」などの好意を示してくる言葉や行動があります。
中には、カラダの関係も出てきます。
シャンパンなどのお願いも友達営業より多いです。
このあたりで女性は錯覚を起こしがちです。
「好きって言われたけど、これって営業かな?」など不安になる事も増えます。
女性も指名しているタイプのホストから色恋されると楽しいけど、1回あたりのお会計も高くなり金銭感覚も狂いだします。
お金が追いつかないため、女性は仕事を夜職と掛け持ちや、昼職を辞めて夜職1本になる人も出てきます。
不安であれば、信頼できる人にに相談をおススメします。
◆1回来店あたりのお会計目安
10万前後~中にはイベントなどで100万円を超えるお願いをされるなど金額に幅があります。
本彼営業
こちらは色恋営業の上にあたります。
本彼(ホンカノ)営業。文字の通り「本当の彼女かのように」接してきます。
「付き合おう」など明確な言葉を伝えてくるホストもいますが、色恋の延長線でこの営業スタイルに切り替わる事もあります。
関係性はズブズブで、「この日お店来て!」や「この日イベントだからこのシャンパン入れたい!」など要求してくる金額もどんどん上がってきます。
「お店来て!」と言われて、断ろうものならケンカに発展するケースや、無視などホスト側が女性より上の立ち位置になってきます。
店グルと言われるものだと、ホストがヘルプに対して「彼女」と紹介する事もあります。
これは、女性が病んでしまった時に、仲良いヘルプに相談できるような関係性を作ることが狙いです。
指名ホストとケンカになっても、仲良いヘルプに相談するには女性はお店に行かなければならないからです。
悪質なホストは、暴力などDV行為もあります。
※ホストクラブは基本的に永久指名の為、ケンカしたから指名を変える等は出来ないです。指名しているホスト以外と、連絡取る行為、お店の外でヘルプと会う行為は「爆弾行為」と呼ばれていてホスト業界ではご法度行為にあたります。
◆1回来店あたりのお会計目安
予算という概念は基本的に無く、所持金以上のお会計になると売掛(うりかけ)というものでお店にツケを作ることになります。作った売掛はお店ごとに決まっている「入金日」までに支払わなければいけません。
結婚営業
これは「結婚詐欺」にあたる立派な犯罪行為です。
本彼営業でマンネリしてきた時や、関係が終わりそうな時にやる例が多いと聞きます。
「結婚するから今は俺のために頑張って欲しい。」
「ホスト辞めた後一緒にいるから頑張って欲しい。」
「子供は何人欲しい。」
など、明るい未来を想像させる甘い言葉で大金を貢がせようとしてきます。
束縛も激しく、DVがエスカレートしてくるケースもあります。
このケースは、恨みに発展するケースも多く、事件になる事も多々あります。
ホストが刺される系のニュースは、だいたいこれに近い事をしていて女性が「裏切られた」と思い事件に発展するケースです。
最近だと、LINEなど文字として残っていると結婚詐欺として逮捕されることもあります。
少し前に、マッチングアプリで出会った女性複数人にこのような言葉を言ってクレジットカードを作らせて、クレジットカードでお会計を切る行為を繰り返していたとされるホストが逮捕されてニュースになりました。
結婚営業されていると思っても、信じたい気持ちもあるのでその情につけこんだ悪質な営業スタイルと言えるでしょう。
もはや、「営業」といってはダメです。
こういう甘い言葉でお店に来させるホストには要注意です。
恐喝まがいな言動やエスカレートしたDV行為など、手遅れになる前に、関係を断つ事を強くオススメします。
掛け縛り
これは営業スタイルというよりかは、慢性的に起こってくる現象です。
掛け縛り(かけしばり)と呼ばれるもので、常に売掛がある状態、入金しても新たなツケが作られます。
お店のツケがある事を上手く使い、関係を切れなくしてきます。
女性は払っても払っても、売掛を作られるので働きづめになります。
よく聞く「鬼出勤」というものです。
女性の気持ちが無くなるとこの売掛を飛ばれてホストが肩代わりなんてことも日常茶飯事です。
売掛を飛ぶ行為は良くありませんが、断っているのにわざと予算オーバーする、無理やりシャンパンを入れられたなどこちらも事件に発生するケースがあります。
売掛を払わないとどうなるのか?
ホストがお店にお金を払わなければいけないので、ホストは給料がなくなり金欠になります。
中には給料がマイナスになるホストもいます。
この場合、毎月お店に借金返済をしていかなければいけません。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ホストの営業方法で鉄板と呼ばれる営業スタイルをご紹介しました。
「ホスト=悪い人」というのは違います。
しっかり考えながら、お客さんを楽しませようとホストという職業を本気でやっている人も多いです。
しかし、残念なことに女性心理を悪用して、情につけこんで大金を巻き上げるような悪質なホストも多いのが現実です。
ホストクラブは綺麗な非現実的な空間で楽しくお酒が飲める場所でもありますが、悪質なホストにハマってしまうと人生を無駄にしたり手遅れになるケースがあるので、自分を傷つけない許容範囲で遊ぶことをオススメします!